《吉田旬佑》贅沢な生活は素晴らしいのか~幸せの定義~
贅沢をすることはいいことなのか?
贅沢な暮らしは誰もが羨むことですよね。
僕も出来るなら贅沢な暮らしをしたいと思います。
しかしながら、多くの人は望むけれどもそれ以上の生活の実態は知らないでしょう。
僕も何となくしか分かりませんが、お金持ちの人がどのような生活をしているか?
贅沢な人の特徴は?
というのは、営業職の経験から大方、想像がつきます。
贅沢な暮らしは時には「毒」ということが僕の見解でしょうか。
贅沢な暮らしの人の特徴
贅沢な方は感謝の心が薄いような気がします。
食べ物も「あれ不味い、これ不味い」「これが良い、あれが良い。」
贅沢な人は選択肢を時に狭めてしまうのではないのかな?と思います。
僕は思うのです。
食べ物にケチをつけ、美食ばかりしていると、食べ物への能書きが増えて、時に卑しく映るのです。
贅沢なのに卑しい。
これってかなり皮肉なことだと思うのです。
僕の少年時代は祖父と祖母が畑をしていました。
もちろん、家庭菜園の域なので、農薬の類は一切使いません。
草むしりも手が及ばないので、あまりしません。
そういえば、「奇跡のりんご」で有名な青森のリンゴ農家の木村秋則さんも無農薬、無伐採をしていました。
自然の状態に近づけることをしたことで、世界中で無理と思われていたリンゴの無農薬栽培に成功したのです。
逆にいうならば、農薬を使わないのでコストもかからないのです。
そんな現代では絶対にあり得ない方法で栽培された野菜が僕の日常の食事。
現代の有害な農薬が逆に一切入っていない野菜は、どこにも売ってません。
でも、贅沢ですよね!
無農薬の野菜!
欲しがった物を手に入れること
僕は欲しいものは買ってはいけないと思うのです。
必要なものは買わなければいけないのです。
だから、欲しいものは買わない。
欲しいものを買うとまた、次の物を買わなければいけません。
欲望の連鎖が止まらなくなるのです。
衣食足りて心を知る。のではなく、衣食足るために心知る。
これが大切だと思うのです。
世界で唯一、パンデミック、天災になろうとも秩序を乱さぬ日本人はもともと衣食足る前から心を知る民族なのです。
だからこそ、贅沢を無理して知る必要なんてないと思います。
学生時代はオンボロ木造アパート
僕の学生時代は家賃43,000円のオンボロアパートです。
僕が開業医の息子、隣が大阪の某新聞社の御曹司が住んでいました。
ぼんぼん二人の住処は壁がはげたボロボロアパートです。
でも、この頃はとにかく貧乏な暮らしでしたが、豊かな暮らしでした。
炊飯器壊れたら米を持参してお隣へ。
洗濯機が壊れたらカゴを持って隣へ。
熱が出たら、氷嚢に氷を詰めて駆けつける。
実家から届けられた無農薬野菜は二人で鍋パーティー。
なんとも質素ですけど、すごく豊かな暮らしでした。
そんな彼は昨日は、僕のスーツを作るために採寸に来てくれました。
今は実家の家業のスーツ屋さんで働いています。
昨日実に3年ぶりの再会でした!
いかに、今を豊かに彩るか。
贅沢ではなく豊かさ。
吉田旬佑
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