《吉田旬佑》人の死期は占いで分かるの?
これ、先日若い女の子に
聞かれたのです。
この問いに対して
僕の答えは
「分かるが言うべきではない」
これが答え。
僕は神に誓って
人の死期を当てたことは
ある。
でも、それが僕の
占い師としての
自戒になりました。
むやみやたらに
当ててはいけないことが
あるのだ。
そして「私は病気で死にますか?」
という問いに対して
僕の答えは
「分かるが当てるべきではない」
なぜなら、現代の日本国では
医師法と薬事法があるからだ。
そして僕は医師の子供。
医療の資格とライセンスを
持った人間のみが判断
出来るのがこの場合の
原則だ。
そしてもっと言おう。
人の死期は与えられた
天命によって大方決まっている。
明治の易聖の高島嘉右衛門一門が
明治の元勲、伊藤博文の
ハルビン行を占った時に
得た卦が「水山蹇」
これは氷山を上るほど
険しく、そして
ゆっくりが得策という
卦の意味だ。
しかし、伊藤博文は
「国家の為にいく」
と言って頑として
譲らなかったのだ。
結果は皆さんの周知の
通り安重根によって
射殺されたのだ。
これが易のすごいところで
あるし、実際に良く当たる。
しかし、僕ら占い師が
安易にこういうことを
占うべきではない。
そして、四柱推命では
五行の分布と
相剋、忌むの兼ね合いから
人の死期は分かってしまうのだ。
僕は今まで一度も
公言したことはない。
ただ、確実に当ててはいる。
逆に死期が分かっても
何も良いことはない。
違うのだ。
人の死は尊厳ある死に方を
することが大切なのだ。
あなたの命はどう使う
ことが大切なのか。
それは自分で考えながら
苦闘しながら
そして自分と関わってくれる
人の為に天命を捧げることが
大切なのだ。
つまり占い師は
その人の天命と生涯を
見ることが出来る占術を
使っています。
そして大方それが
当たるところが
あるのです。
しかし僕は
その問いに対して
一度も答えることは
ないだろう。
そんなことを聞くこと
自体が野暮なナンセンスな
質問であることに
気付かなければ
いけないのです。
僕は大学では死刑制度に
ついて探究してきた。
つまり人間が人の生死を決める事
それ自体に僕は疑問が
あるのだ。
そして司法の未熟な制度と
推定無罪の原則を守れぬ
この国の司法は
既に破綻していると
言わざるを得ない。
そんな過去の学びが
あるからこそ僕はより慎重に
そして安易に口にすることは
あってはならない。
そして若者よ。
君の質問はある意味
的を得ていた。
https://airrsv.net/yokohamaHoshiyomi/calendar?schdlId=s00006FA91
https://yokohama-hoshiyomido.jp/fortune-telling2/20220924180842/
吉田旬佑
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