《吉田旬佑》君の弱さは何だ?~ずっとビリだった僕を気付かせた言葉~
ビリであることは誇りである
ビリであることは悪いことなのか?
僕はそこに疑問を持っています。
因みに僕は弓道部時代はビリでした。
そして、大会ではその後かなりの成績も残せました。
僕はビリから這い上がった過去を持っています。
そして、ビリを経験したからこそ、入賞することの意味、入賞し続けなければいけないことを知りました。
ビリって最高の環境
野村克也監督がヤクルトの監督に就任した際の指導方針に「一流は叱る、二流には賞賛、三流には無視。」という方針でチームを率いて来たそうです。
この話を聞くと、ヤクルトの黄金キャッチャーの古田敦也氏が真っ先に思い浮かびますね。
そういえば、ヤクルトベンチではいつもプロテクターをつけたままの古田氏が説教されているシーンがよく映っていました。
あのシーンは野村監督が一流と認めていることのサインです。
古田氏はメガネをかけていたことが理由でドラフト漏れしています。
それを乗り越えて、日本シリーズ優勝を勝ち取っていますね。
高津、古田の黄金バッテリーは90年代の野球を賑わせました。
本題に戻ると、その時代には宮本選手がいました。
ヤクルトのショートとセカンドといえば!のあの人物です。
彼は「バントの指示が出れば、自分は信じてもらえていないんだ。」と思いながらチームの為に転がす打撃をしていたそうです。
そんな宮本選手に打撃で期待は誰もしていなかったとか。。
つまり、野村監督は打撃に関しては、【無視】をしていたんですね。
僕は無視されていた。
高校時代に始めた弓道は、実はビリでした。
そんな自分が嫌でした。
そして、顧問の先生も無視していました。
ある時にその先生に一言だけ言われたのです。
「自分の弱さは射にでる。お前の弱さは何だ?」
「弱い自分を真っ直ぐ見つめろ。」
こう言われたのです。
その時には分からなかったですが、自分の弱さの正体が何か?を問い詰めました。
つまり僕の弱さは
自分のことをどこかで過信していたのです。
自分は出来ている。
自分はこの部分は秀でてる。
と勝手に思ってました。
今思えば、その過大評価が出来ていた自分がすごいと思います。
そして、いつも問題に正面から向き合ってない自分を認識できたのです。
「ここは、しんどいからいいや。」
「ここは、出来てなくても俺はここがすごい!」
そんな勝手な思い込みがビリの秘訣。
三流への無視はこういう事ですね。
無視されなければ気づかない。
無視されても分からない。
でも、無視されのは嫌。
無視されないために、褒められることをする。
理想が高くなるから叱られる。
そう!
叱られることは最も尊く、誇れることなのです。
吉田旬佑
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