《さこうひさこ》占いを呪いにしないために
こんにちは。さこうひさこです。
横浜ほしよみ堂でメール鑑定をしています。
これまで占いの鑑定を受けて
「あなた、絶対○○よ!」などと、
占い師さんに断言されたことってありますか?
私や身内の経験談から少しお話を。
* * *
《1》一生結婚できない
私が四柱推命をやっていた母に言われた占断がコレ。
「アンタ27までに結婚しないと一生独身だよ」
「うそお……」
こんなこと面と向かって言われたら、
グサッと胸に刺さりますよね。
当時、私は会社勤めと趣味をやりながら、
「そのうち結婚かなー」とのんびり構えていましたが、
「占星術ではそんな予兆なかったのに、
四柱推命では出てるの??」とパニックに。
慌ててお見合いを繰り返し、
「良さそう」と思う人と具体的な話を進めたものの、
途中からお相手との価値観のズレを感じ始めました。
「これ絶対無理……」と思ったものの
「一生独身」の占断が脳内リフレイン。
ギリギリまで悩んだ挙げ句、自分の感覚を信じて白紙に。
あれは苦しかったですね。
* * *
後日、四柱推命で自分の命式を見てみたら、
27〜29才は確かに結婚に向かない星回りでしたが、
32才以降には悪くない星が。
実際に私が結婚したのは30の時でした。
母が観た「一生独身」って占断はどこから出たのやら?
* * *
《2》適職はコレ、他はムリ!
次に、私の娘が気学をやっていた義母に言われた占断。
「アンタは二黒土星だから公務員、他はムリ」
「えー興味ないんだけど……」
これも断言系の占断で、娘もかなりこたえていた様子。
娘は義母の面目を立てようと、
公務員対策の講座をとって勉強していたのですが、
「やっぱり向いてないわ……」と民間への就職に転身。
今はサポート業務的なチームに所属しています。
公務員ではないけれど、
献身的にコツコツ尽くす立場は二黒土星らしいですね。
* * *
《3》断定型占い師の「罠」
思い起こせば、私の母や義母世代の占い師は
断定的なスタイルが「優れている」とされていたフシがあります。
加えて、
私の母の場合は「30前に結婚しないとムリ」、
義母の場合は「二黒土星→安定→公務員」という
占い師自身の主観や思い込みがあったのでしょう。
他にも「丙(ひのえ)はダメ」、「身弱(みじゃく)はダメ」、
「八白土星はダメ」等々の断定の根拠を聞いてみたら
「自分の嫌いな人物の命式がそうだった」
という理由だったことも。
* * *
更に私がマズいと思うのは、
「自分の占断は絶対正しい」「従わないと不幸になる」
と不安を煽ってくるところ。
こうなると「占い」ではなく「呪い」ですね。
私と娘、二人とも、
彼女たちの占断に反発するのに相当なエネルギーを消耗しました。
「無自覚に自分の主観と占断を混ぜ込んでしまう」。
「自分の好き嫌いを占断の形をとって押し付ける」。
現在では少なくなったとは思いますが、
そうした占い師さんも、
残念ながら所々にはいらっしゃるようです。
* * *
《4》「占い」を「呪い」にしないために
誤解しないで頂きたいのは、
「断定型の占い師はダメ」と言う話ではありません。
厳しい話をなさる占い師さんもおいでですが、
大抵は自分の主観と占断を混ぜないよう、
細心の注意を払っておられます。
仮に自分が「不倫は良くない」と思っていても、
不倫でお悩みの相談者さまに
己の価値観を押し付けることはありません。
何故かといえば、良識ある占い師さんは
「運命は相談者さま自身が選ぶもの」、
更には
「運命は選択次第で変えられる」と知っているからです。
厳しい占断を正直に伝えた上で、
解決策を一緒に考えるところまで付き合ってくれたりします。
* * *
もちろんあなたの望みが
犯罪や公序良俗に反する類であれば、
占い師さんも全力で「ダメ」「ムリ!」と止めるでしょう。
また医療や行政につなぐべき事案なら、
そちらの窓口へと案内されるでしょう。
それ以外の望みであるならば、
「絶対〇〇!」と決めつけられてモヤッとした時には
「この占い師さん、私には合わないかも?」
と一歩引いてみることをオススメします。
「占い」はあなたを幸せにするための道案内。
決してあなたを縛る「呪い」ではないのですから。
* * *
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ひさこさこう
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