《吉田旬佑》占い師が良く言う浄化とか供養とか~僕が思う事~
浄化してますか?
僕はお店がオープンしたころ、占い師に言われました。
「オーナー、このタロット浄化してますか?」
「オーナー、ここ気が悪いんですけど」
などなど。
そんなことを言われましたねえ。
逆に僕は思うのですが、タロットの浄化をしたほうがいい!とかなんだとか言われましたが、易で使う筮竹や算木は浄化する必要があるのか?
など思ったことです。
何なら、万年暦も浄化しなければいけない?
などなど、多くの疑問が湧いてきました。
逆に気が悪いとか、タロットを浄化しろ!とか言う方に思うのですが、なぜそんなことをしなきゃいけない!?
と純粋な疑問なのです。
僕は易カードも持っているし、筮竹も使う。
そして、西洋版のタロットだって持っている。
僕は、浄化と呼ばれることはしたことはない。
何故なら、自分の使う占術道具を最高に信じているからだ。
筮竹だろうと、サイコロだろうと、易カードであろうと僕は信じています。
浄化をするから当たるようになるとも思わないし、そもそも、悪い気を気にするなら占い師にはなれないと思うのです。
困っている人の相談に乗るのが占い師の存在意義だと思うのです。
逆に浄化!という一言はお客様へのアレルギー反応になるのかな?と思うのです。
僕がお客側なら浄化と叫ぶ占い師さんは苦手です。
僕なら苦手です。
そもそも、悪い物を払うとか、飛ばすとか、結界を張るとか。。
僕はお寺にいたことがあるので、思うのですが邪気を払うとかそんなものではないと思うのです。
そもそも、占い師は困っている人、誰にも話せないことを話せたりする役割です。
だからこそ、そういうもの、人に対して寛容であって欲しいのです。
それこそが、最大の陰徳だと思うのです。
もしも、仮に良くない物だとするなら、引き受けてそれを供養すればいいと思うのです。
その人の幸せを願う。
温かい眼差しで元気を与える。
それこそ、占い師にしか出来ない、やりがいであり、最大の徳であるはずなのです。
それって素晴らしく、ありがたいものだと思うのです。
だからこそ、浄化という名前を借りて煽るのはやめて欲しいのです。
そういう業界の常識があるのだとするならば、辞めようではないですか。
少なくとも、僕はこの横浜ほしよみ堂でそういう精神でいる人ならば、注意します。
お客様の人生だってすごいことがあるんです。
それを踏まえたうえで、占うのです。
占い師はそう意味で、最高の仕事なのだと思うのです。
吉田旬佑
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