《吉田旬佑》弓道部時代に教わった1流の道具の手入れ〜営業職にも活きた〜
写真は弓道をやったことある方なら必ず自前で用意しなければいけない“ゆがけ”と呼ばれる道具。
そして、このゆがけはその人の手の形に合わせて作る道具です。
指の長さも指の太さも人によって違いますよね。
だからこそ、ある意味フルオーダーの物なんです。
そして、このゆがけは革製品なので使い方、手入れの仕方、そしてこの道具に付くクセでその人の射のクセが分かるのです。
何か私の率直な感想としては手相と似てない?
みたいな感想でした。
弓引きのクセと心理状態、身体の使い方、それが恐ろしいほどこれだけで分かってしまうのです。
だからこそ、僕はこの道具をめちゃくちゃ大切に、そして自分の指針として使っていました。
うまく行かないのならゆがけを見て、そして自分の射を振り返る。
成績を残す引き手ほど道具を大切にしています。
ここで一つ、皆さんの耳に入れておきたいお話が!
「かけがえが無い」よく言い古された言葉です。
さて、最初の話に戻るとかけはフルオーダー。
既製品でも自分の手に合うまで色々なものを差してようやく見つける道具です。
つまりこの“かけ”と呼ばれるゆがけも
かけは換えようがない。
それがかけがえないの語源とも言われます。
かけがえないものを大切にします。とは当たり前のこと。
だからこそ、営業職として革靴を大切にするのです。
革製品なので馴染むまで時間がかかります。
だからこそ、時間がかかるものとして、大切に扱う事が出来れば長持ちだってできますよね!
そして、靴に磨きがかかっているとそれだけで清潔感が出ますよね。
そして、僕は靴の汚れ具合でその日の事を反省していました。
かけを手入れする時と同じように!
今日は何がだめだったのかな?
今日はよく足で稼いだな。
走って行ったから減ってるな。
とか色々考えるのです。
その振り返りの習慣は実は道具を大切にする習慣から生まれるものなのです。
だから、こだわる事にはこだわる。
そして、愛着を養うと仕事への意気込みだって変わってきます。
僕は口下手でした。
だから、見た目の説得力、道具への信頼で勝ち取って来ました。
あなたの相棒になるものは大切に長く使うことです。
それが、時間のロスも出費も減るための秘訣です。
道具に愛情があれば、高くて高価な物でなくていいのです。
因みに僕はほんの少し高いものしか持ってません。
いつかスーツも革靴もボロボロになって行くのですから大層な物はいらないのです。
ただ、ある物を大切に、慈しむことが大切なのです。
吉田旬佑
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